物理学科講義レポート

NUに通う一般物理学科生の雑記帳

2年前期

※自己満で書いているので、途中文体が変わるなど変なところが多々あります。ご容赦ください。

 

どうもはじめまして。くそ雑魚物理学科生のmaxiです。この記事は物理学科に通う僕が実際に講義を受けて感じたこととか、知っといたほうがいいだろうなあってことをふわっと書いていきます。もしこの記事が一人でも物理学科志望マンの役に立てば良いなというお気持ちでだらだらーっと更新してくので、軽いノリで読んでもらえると幸いです。

 

さて本題に入りますが、今回の記事では2年前期の講義について書いていきます。まずは僕の時間割を例に見てみましょう。

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 どうでしょうか?1年後期と比べるとだいぶ少なくなってるような感じがしますね。5限は教職なので無視すると週に9コマしかありません。さらにありがたいのが1限が金曜しかありません。これがでかい。朝早く起きるの無理な人間にとって2限スタートは本当にありがたい。毎日2限からになれ。頼むから。

 

ただ実際はこの時間割 + 月曜2限と火曜3限に取ることのできる先端物理学特論と、木曜3限に取ることの出来る複素関数論という選択授業が存在するので、こいつをとるかどうかで多少は変化します。ですが基本的には割と暇で、人生の夏休み感がちょっとだけあります。やったね!

 

さてここからは一つ一つの講義について触れていきたいと思います。

 

  •  先端物理学特論(月曜2限、火曜3限

偉い教授陣のありがたい話が聞ける講義。毎講義ごとに違う教授が来て、最先端の話をしてくれる(らしい)。毎回レポートを提出しないといけなく、締め切りがきついらしいが普通にためになる講義なので、数回受講してみて自分に合ってなかったら取り下げればいいと思う。ちなみに今後選択はまだまだ取ることが出来るので無理に取る必要性はない。

 

 

  •  英語上級(月曜4限)

コミュ障に発表をやらすな(戒め)

 

先生ガチャ。前述の先端物理学特論や教職をとってない人にとっては、全休を妨害してくる害悪。別に受講しても英語力が格段に上がるわけじゃないのでTOEICで単位確保しとくのが吉。最悪受講するにしても外国人の人を選んだ方がまだマシ。あと先生によって評価基準が全然違うので、そこはきちんと見たほうがいい。

 

ちなみに自分はぎゅっとeを作った人の講義を受講しましたが逆に成績が下がりました。キレそう。

 

 

ようこそ物理学科へって感じの講義(適当)

 

ラグランジアンハミルトニアンオイラーラグランジュ方程式を主とした解析の基礎を学ぶ。全体的に ”一般化” された内容を学ぶので、慣れるまでは結構苦しいかも。ただ慣れればそんなに難しくなく、他の講義と比べて多分一番簡単に感じられる割に、とても重要な内容を学ぶのでちゃんと聞いた方が良い。それなりに面白く感じると思う。僕は面白かった。

 

成績評価は期末100%。内容は普段の演習から出たのでちょろいはず。

 

 

  • 数理物理学Ⅱ(水曜2限)

物体の振動の話からフーリエ変換を勉強する。途中複素関数微分方程式の内容を経由するので、何かと学ぶことが多いイメージ。基本的に内容の進むスピードはゆったりしてるけど、最後の方は少し速いので自学するといいんじゃないかな。ただ講義の流れがしっかりと出来ているので、勉強しているのにわからないということはほとんどないと思う。ちなみにフーリエ変換くんはこの後の学期でも平然と出てくるので、ここできちんと理解しておくと後々楽。僕は期末が終わった瞬間に内容をすべて忘れ去ったので、再登場した時に「なんやこいつ!?」ってなった。雑魚。

 

成績評価は期末100%。演習の問題を少し変えたような形なので、ちゃんと勉強しとけば大丈夫なはず。

 

 

  • 数理物理学Ⅰ(木曜2限)

膨大な計算量で殺しにくるやべーやつ。

 

微分方程式の解法がベース。常微分方程式から入って、ロンスキアン、特殊関数、偏微分方程式と来て、最後にシュレディンガー方程式をやる。講義は結構なスピードで進んでいくので、教科書と照らし合わせて自分が何してるか確認しないと一生置いてかれる。さらに飛ばして欲しく無い計算過程を普通に飛ばすので、適宜自分でやらないと詰む。個人的に一番きつい講義だった。

 

成績評価は普段の出席と期末。テストは演習から出るはずなのに1/3が落ちた魔境。この演習問題、その場で計算してたら時間なくなるからテストに出さんでくれ...、ってとこが出る。鬼。とにかく時間勝負になるので、ある程度解法を暗記して臨んだ方が良い。

 

 

 いつの間にか行かなくなってた

 

複素積分の基本を学ぶ。理系基礎科目であり、学籍番号の前半と後半でクラスが分けられるので、今回は自分の受けた後半クラスについて。内容が結構重くてちゃんと講義に行かないと、何してるか全くわからなくなる。複素積分は物理でも使うので学ぶことを推奨されるが、どうしてかやる気がついていかない。一回休むとそっから行く気が0になる。なんでやろなあ...(すっとぼけ)

 

成績評価は毎回提出のレポートと中間、期末。ただしレポートは任意。試験は一夜漬けでは解けないレベルに難しいので、下手に単位獲得を狙いに行くぐらいなら、安定をとって切る方が賢明だと思う。ちなみにレポートを出せばある程度救済するとは言っていたが、友人はすべてのレポートを出して落とされていた。慈悲はない。

  

 

朝から内容が重いんじゃ

 

今期唯一の1限。内容が進むごとに出席率が悪くなる。出席できても内容の重さと睡魔が合わさって4割は寝てる。内容は静電磁場の話が主で、最後の方に変動電磁場をやる。内容は講義を聞いてればわかる...ような気がするが、あくまで気がするだけである。だいたい演習で問われると解けない。演習が全くできないとちょっと凹むが大丈夫、周りの9割5分もわかってないので落ち込む必要はない。

 

成績評価は出席と期末で、先生からここをやっとけという指示が飛ぶので、そこをやっておけばなんとかなる。(ならなかったら来年・・・)

あと出席で救済されることが多いイメージなので、とにかく眠い目をこすって出席しよう。

 

ちなみにこの講義、理系基礎科目扱いなので全学の方に行かないといけない。めんどい。

 

 

  • 物理学演習Ⅰ(水曜3,4限、金曜3,4限)

先生と周りの環境ガチャ。

 

学籍番号で適当に4クラスに分け振られて、そこで一緒になった人たちと共に演習問題を解く。講義の進め方はクラスごとに違うので一概にこうとは言えないが、大抵立候補制で担当する問題を決めて、解答を板書し、周りの人に解説するというものになっている。発表すればするだけ成績が上がるシステムだが、出席さえしとけば単位自体は出るので出席命。発表は必ず1回はやらないといけないが、だいたいどっかのタイミングで誰でも解けるレベルの演習問題が出るので、それを発表すると良い。難しい問題は周りの物理つよつよマンがやってくれるので大人しく聞いていればOK。

 

成績評価は出席6割と意欲(どれだけ発表したか)4割。普通に過ごしてればまず落とすことはないが、万が一落としてしまうと次期以降再履できる期がなくなるので、実質留年になる。地獄。ただ単位がやばいときは演習の先生がかなりサポートしてくれる。理学部一の甘やかし学科の真髄を感じる。

 

 

最後に

ここまで読んできた人ならわかると思いますが、物理学科は基本的に期末試験一発評価なことが多いです。ここで重要になってくるのは、過去問と普段の講義や過去問を解説してくれる友人です。なので乗り切るためにはとにかく友達を増やす、これに尽きます。生き残るために頑張りましょう。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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